高松市塩江町にある最明寺。ここには十数種類の萩が植わっており、この時期には多くの人が見に訪れます。この時期にしか見られない、萩に囲まれた境内をみなさんもぜひ見てください。
萩といえば、秋の七草。万葉集にある山上憶良が詠んだ歌によって決まったものです。萩、ススキ、クズは今でもたくさん見ますが、ナデシコ、オミナエシは数が減少、フジバカマ、キキョウは絶滅危惧種に指定されているそうです。主な原因は、気候の変化や外来種の増加。昔は頻繁に見ることができていた植物が、今はもうなかなか見られないと知ると、なんだか寂しい気持ちになります。私たちと同じものを、後世の人たちにも見てもらえるように、地球に配慮した行動を心掛けていきましょう。
(公社写真部撮影)