今の時期、東かがわ市の湊川沿いを走っているとピンク色に囲まれた道が現れます。ここには約80本の河津桜が植えられており、毎年3月上旬ごろに満開を迎えています。今が見頃の河津桜をぜひ見に行ってみてください。
河津桜は、1955年2月頃に静岡県の河津川沿いの冬枯れの雑草の中で見つかったのが最初と言われていて、その後、早咲き桜として多くの地に植えられ、たくさんの人に楽しまれてきました。そんな河津桜ですが、大島桜と寒緋桜が自然交配したと推定されています。自然交配は、昆虫や風によって花粉が運ばれて交配することを言います。自然が生み出した新しい種を、今後も大切にしていきましょう。
(二ノ宮博之氏撮影)